布川医院の電話番号

【生活保護指定医療機関】
難病医療費助成指定医療機関
【指定自立支援医療機関(精神通院医療)】
北千住駅 西口より徒歩12分
内科・循環器内科・訪問診療
東京都足立区千住中居町11-8
電話:03-3879-7645
FAX:03-6826-2281

訪問診療

訪問診療とは

訪問診療(在宅医療)では、医師が定期的にご自宅を訪問し、計画的に健康管理を行います。

この定期訪問に加え、緊急時には365日×24時間体制で対応し、必要な場合は臨時往診や入院先の手配なども行います。

訪問診療の目的には、持病の治療だけではなく、栄養状態の管理に加え、転倒や寝たきり、肺炎などの予防も入っています。

患者様の状態からどのようなリスクがあるかを予測し、入院が必要になる状況を未然に防ぐことを目指します。

このため、地域の病院や介護事業者の方々とも連携・協力しながら診療を行います。

心配ごとがございましたらお気軽にご相談ください。


地域との連携

薬剤師や訪問看護師、ケアマネジャー、訪問介護員、ソーシャルワーカー等、地域の医療機関とも連携し、患者様のお身体の状態や療養上の課題などを共有して対応します。

このため、診療録や処方せん、検査データ、画像情報などの情報共有に取り組んでいます。


訪問診療と往診の違い

医療には受ける場所によって、病院や診察所の外来に通う外来医療(外来診療)と入院医療、訪問診療や往診も含めた在宅医療があります。

医師の判断で、予定外に患者様の自宅などに赴いて行なうのが往診ですが、訪問診療では疾病や傷病のため通院が困難な患者様に、医師があらかじめ診療計画を立て、患者様の同意を得て定期的に(1週間に1回とか2週間に1回など)患者様の自宅などで診療します。


ご利用いただける方

ご自宅での療養を希望している方

身体的あるいは精神的に一人での通院が困難な方

退院後、継続して治療が必要な方

在宅酸素や点滴、胃瘻などの管理が必要な方

昼夜問わず、症状がかわりやすい方

ご自宅で終末医療を希望されている方

退院・退所が決まっているが、ご自宅での療養生活に不安を感じる方

訪問診療導入の流れ

ご相談のお申込み


お電話にて訪問診療の相談申し込みを行ってください。

基本的な情報をお伺いいたします。

訪問診療を開始するにあたり、実際に訪問する日程を患者様又はご家族様と相談させていただきます。

訪問させていただく日程をこちらから再度お電話することになりますので、必ずご連絡の取りやすい連絡先を教えてください。

施設(有料老人ホーム・グループホーム・サ高住)入居中の方の診療も可能です。どうぞ、ご連絡下さい。

電話:03-3879-7645


診療情報提供書の依頼


現在受診している病院またはクリニックからの診療情報提供書をまずFAXにて送信してください。

原本は郵送で送っていただくか、または初診時にお渡しください。

FAX:03-6826-2281

病態を詳しく把握するためにも診療情報提供書は必要となりますがやむを得ない理由により手に入れることができない場合はご相談ください。


医師の訪問


ご相談させていただいた日程で、医師が伺いますので、下記の書類をご用意ください。

  • 健康保険証
  • 介護保険証
  • 他各種受給証や身体障害者手帳など
    (紹介状・レントゲン写真などをお持ちの方はご用意ください)

診察を行い、患者様の具体的な病状や現在までの経過をお伺いし、訪問診療計画を作成します。それぞれの患者様の状況に応じて訪問回数や訪問内容を細かく設定いたします。
また、病状によっては訪問看護が必要な可能性もあります。その際は訪問看護のご提案をさせていただきます。


定期的な訪問診療の開始


事前に計画した訪問診療計画に従い、 訪問診療を開始します。


訪問診療の費用

在宅医療の費用は定期的な訪問を受けると高齢者1割負担の場合で月6,000円前後になります。

病状などにより、頻回の訪問が必要な場合や、必要な処置によりお値段は増えていきますが、高額療養費制度により、所得に応じて一定額までの負担しかかかりません。
また、難病や身体障碍者の方など、各種公費を利用することも可能です。

詳しいことは当医院にご相談ください。


在宅緩和ケア

生命を脅かす深刻な病気を抱えた患者様とその家族に、痛みなど身体的、心理的、社会的問題やスピリチュアルな問題を早期に発見し、的確に治療などを行うことで、苦しみを和らげ、生活の質を改善するアプローチです。在宅緩和ケアは生活の質の改善をできるかぎりご自宅で行うことで、大切なお時間を住み慣れたご自宅で、安心して過ごせるようにします。できるだけ早い段階から治療と並行して行う必要があります。なぜなら痛みなどの身体的な症状や、気持ちの落ち込みは早い段階から現れるからです。

具体的には、ご自宅で薬物や非薬物治療を用いて、様々な苦しみや痛みを緩和します。薬物治療としては、麻薬や鎮静剤などの内服薬や皮下・静脈注射などを用いて行います。非薬物治療としては在宅酸素療法のほか、理学療法士による在宅緩和リハビリテーション、看護師による看護ケアもあります。 このため、在宅緩和では、多くの症例を経験したケアマネージャーやソーシャルワーカーらも含めた多種職チームにより、在宅緩和ケアを行います。


当院の訪問診療で行うことのできる医療処置

経管栄養
胃瘻交換
中心静脈栄養
末梢点滴
気管カニューレ交換
在宅酸素療法
人工呼吸器
膀胱瘻・腎瘻
輸血(※1)
褥瘡管理
膀胱留置カテーテル
麻薬による疼痛管理
腹水穿刺
胸水穿刺(※2)
膝関節注射

※1 輸血は週に1回程度の定期的な対応の場合で、緊急輸血や頻回な輸血には対応できません。

※2 胸水穿刺は基本的には病院へ通院してもらってますがどうしても通院できない方には自宅で行っています。